こんにちは、オイチです。
前回、菌ちゃん農法のうねたてを終えて、今回はそのうねに黒マルチを張っていきます。
マルチを張るタイミングは「雨のあと」がベスト。
うねの中までしっかり水分が行き渡ってから張ることで、糸状菌が住みやすい環境が整います。
では、写真とともに実践の様子をお届けします!

黒マルチを張る前に|水やりの重要ポイント
今回は、ちょうど良い具合に雨が降りましたが、もしも、なかなか雨が降らない場合は、じょうろで数回に分けて、うねに水をかけてください。
ポイントは、”雨のようにやさしく、ゆっくり”。
バケツやホースで一気にかけてしまうと、うねが崩れたり、うわべだけ水がかかるだけで中まで十分に水分が行き渡りません。
うねに水分を浸透させる理由は、「糸状菌」が住みやすい環境を作るためなので、丁寧に十分に水分を行き渡らせてくださいね。
マルチ張りに必要な道具をそろえよう
- 黒マルチ(幅180cm程度がおすすめ)
- マルチ押さえ
- はさみ(マルチを切る用)
- マルチの上に乗せるおもし(土・石・ブロック・レンガ・瓦など)
- マルチに空気穴を開ける棒(直径3~5cmほど)
*手持ちのマルチがあれば、それを使ってOK。
幅が足りない場合は、重ねて使いましょう。
ただ、2〜3回に分けて張るので、余分に手間はかかります。

わたしは、幅が短い買い置きの黒マルチを使っています。使い切るのもエコですよね。
黒マルチをうねに張る手順【写真つき】
- 一方の端を、マルチ抑えで固定します
- うねの端から端までマルチをわたします
- 反対側まで行き、マルチをピンと張るようにして、マルチ抑えで固定。
- 全体をぐるりと囲むようにマルチ抑えで固定していく



ポイント>>>
マルチ抑えを差し込むときは、できるだけ垂直に。
固くて難しい場合は少しだけ傾斜をつけてみてください。

助っ人がいると、両側から引っ張ってピンと張れるし、風にも対応できるよ!
マルチを張ったうねに”おもし”をのせる、ポイント

マルチの上から、うねの中央を境に左右交互におもしを乗せます。
- 土の塊、岩、レンガ、ブロック、瓦など、何でも
- おもしの間隔は20cmほど
ポイント>>>
おもしの下は乾燥しにくくなり、うねの中の湿度を保って糸状菌が快適に暮らせる環境が整います。
糸状菌のために空気穴をあけよう

糸状菌も生きていくために、空気が必要です。しっかり育つように、空気穴をあけます。
棒を使って、黒マルチの側面にぐるりと一周、穴をあけていきます。
- 棒の太さは3〜5cmが目安
- 深さはマルチを貫通して土に刺さる程度
糸状菌が育つまでの過ごし方とつぎの準備
このまま、目安は、2〜3ヶ月ほど放置します。
その間にできること
- 育てたい野菜の種まきや苗作り
- 次のうねを準備する
- 支柱やネットなど、栽培の資材を整える
- 育てたい野菜の栽培について調べる
「待つ」時間を有効に使って、段取りを整えましょう。
まとめ|黒マルチで菌ちゃん農法をしっかりスタート
黒マルチ張りは、うねたてよりも比較的軽作業です。
でも、ピンと張るにはコツがいりますし、助っ人がいるととっても助かります。
マルチをしっかり張っておけば、風で飛ばされることを防止できます
2〜3ヶ月後、いよいよ夏野菜の栽培が始まります。その日が楽しみですね!