「人生100年時代」の本当の意味を知る

人生100年時代

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こんにちは、オイチです

最近やけに耳にする言葉、「人生100年時代」、ご存知ですか?

わたしは漠然と「長生きする人が増えたんだ」と思ってました
でもそれだけではなくて
長生きになっている=生きる期間が長くなる

その長い期間に備えていくこと
個人的にも社会的にも
会社の制度にしても、政治の政策においても
「いろんなこと」を「長く生きること」に
「人生100年」に合わせて変えていく必要があるということ
それが「人生100年時代」が表すものです

「人生100年時代」とは
平均寿命が伸び、100歳まで生きるのが当たり前になる時代を指す言葉でもあり
イギリスのリンダ・グラットン教授が
著書「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」で提唱したことをキッカケに
長寿時代に向けて社会制度や人生設計を見直そうという動きが広まってきました

日本での「人生100年時代」への取り組み

日本の現状を見てみよう

実際、
今や日本における年齢100歳以上の人の数は、9万人を超えています
加速度的に増加している様子がグラフからも読み取れます
このグラフは、厚生労働省が2024年9月1日時点の住民基本台帳をもとに作成したものです

引用:NHKホームページより 「厚生労働省が公表した2024年9月1日時点の住民基本台帳をもとにした国内に住む100歳以上の高齢者の数」

日本政府も動いています

日本政府は既に、
「人生100年時代」に向けて、「人生100年時代構想会議」を2017年9月に立ち上げ、

  • 学校教育だけでなく生涯にわたる学習
  • 若者から高齢者まで全ての人が活躍できる場の創出
  • 元気で安心して暮らせる環境構築

を重要として取り組みを始めています

平成29年12月の人生100年時代構想会議の中間報告のはじめに次のように書かれています

第1章 はじめに
(人生 100 年時代)
我が国の長寿社会はどこまで進んでいくのか。ある海外の研究1を基にすれ
ば、「日本では、2007 年に生まれた子供の半数が 107 歳より長く生きる」と推
計されており、我が国は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えている。こうした
人生 100 年時代においては、人々は、「教育・仕事・老後」という3ステージ
の単線型の人生ではなく、マルチステージの人生を送るようになる。また、長
い人生を通して自分の家族を支えなければならないため共働き世帯が増えるな
ど、家族の在り方も変化していく。100 年という長い期間をより充実したもの
とするためには、生涯にわたる学習が重要である。スポーツや文化芸術活動・
地域コミュニティ活動などに積極的に関わることも、個人の人生や社会を豊か
にする。
こうした「超長寿社会」を世界に先駆けて迎える日本において、単線型では
ない、多様な「人生の再設計」をどう可能としていくか。教育や雇用制度、社
会保障など、国の制度はどうあるべきなのか。これこそが、本構想会議が人生
100 年時代を見据えて考えなければならない大きなテーマである。

引用:人生100年時代構想会議の中間報告(平成29年12月)

ニュースなどで耳にしたり、ネットで見かける政府の取り組み

学校の授業無償化

少子化対策だと思っていましたが、それだけではないようです
「子育て世帯を応援し、社会保障を全世代型へ抜本的に変えるため」なのです

全世代型社会保障改革

リスキリング(学び直し)

先程の平成29年12月の人生100年時代構想会議の中間報告のつづきに書かれたのは、

(人づくり革命)
人生 100 年時代に、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全
ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつ
くるためには、幼児教育から小・中・高等学校教育、高等教育、更には社会人
の学び直しに至るまで、生涯を通じて切れ目なく、質の高い教育を用意し、い
つでも有用なスキルを身につけられる学び直しの場が、安定的な財源の下で提
供される必要があるほか、高齢者向けの給付が中心となっている我が国の社会
保障制度を、子供・若者から高齢者まで誰もが安心できる「全世代型の社会保
障」へ大きく転換していく必要がある。
その重要な鍵を握るのが「人づくり革命」、人材への投資である。これまで
も政府は、誰もが生きがいを持って生活を送られるようにするために、一億総
活躍社会の実現や働き方改革に取り組み、「人への投資」に力を入れてきたと
ころであるが、こうした人生 100 年時代を見据えた人づくり革命は、一億総活
躍社会をつくっていく上での本丸であり、人づくり革命なしには一億総活躍社
会をつくり上げることはできない。

引用:人生100年時代構想会議の中間報告(平成29年12月)

リスキリングのための助成金なども用意されています

引用:厚生労働省ホームページより
人材開発支援助成金
人材開発支援助成金(人材育成支援コース、教育訓練休暇等付与コース、人への投資促進コース、 事業展開等リスキリング支援コース)について紹介しています。

70歳までの就業確保措置が事業主の努力義務化となる

「65歳までの雇用確保」という義務により、60歳定年は、65歳になりました
「70歳までの就業確保」が事業主の努力義務となり、長く働ける環境は整いつつあります

引用:厚生労働省ホームページより

まとめ

だとしても
自分が100歳まで生きるなんて想像できない。。

けれど
もしも、100歳まで生きるなら

健康でありたいし
楽しく一緒に過ごせる友達もいてほしい
一人でも過ごせるような自分の場もほしいし
何よりも生きていくには、お金がいる

健康でたのしく、ある程度の生活水準は維持して長く生きるとなると、
当然「備え」は要りますよね

社会的、政治的なことは自分だけではどうしようもないけれど
私ができることは、自分自身のことは自分で「備える」ことだと気づきました
今からでも準備をしていくのはしごく当然だと思います

先ずは、「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」を読んでみよう
で、何をどう「備える」か考えよう

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